L字アングルの規格・素材完全比較|強度不足を防ぐ選び方とDiy術
アングル材を思い通りの寸法に加工し、高い精度で組み立てるためには、材質に応じた正しい工具選定と段取りが勝敗を分けます。
【切断加工のポイント】
厚み3mm以下のスチールやアルミなら、目の細かい金切鋸(手引き)でも切断可能ですが、直角度を出すならチップソー切断機またはディスクグラインダー(薄型切断砥石使用)が推奨されます。切断時の発熱で金属の組織が変質(焼き戻し)するのを防ぐため、無理に押し込まず砥石の回転力で自然に切り進めるのがコツです。切断後はヤスリやバリ取りバーでエッジのバリを完全に除去します。
【穴あけ加工のセオリー】
正確な位置に穴をあけるには、オートセンターポンチで必ずくぼみ(打痕)を付け、滑りを防ぎます。 アルミは高速回転で軽快に貫通しますが、スチールやステンレスに太径(φ6mm以上)の穴をあける場合は、「3mm程度の下穴をあけてから本穴を拡大する2段階穿孔」が基本です。また、切削熱による刃先の摩耗と焼き付きを防ぐため、タッピングペーストや切削スプレー油を惜しみなく注油しながら、中低速でしっかりと送り圧力をかけて削り出します。
【防錆塗装の手順】
黒皮スチール材を塗装する場合、表面に付着している圧延油やミルスケール(黒皮)の浮きをパーツクリーナーとサンドペーパー(#240番手)で入念に「脱脂・足付け」します。下地には変性エポキシ樹脂系の防錆プライマー(赤サビ色・グレー等)を厚塗りし、完全乾燥後にウレタン塗料やラッカースプレーで上塗りを行うことで、5年〜10年にわたり赤錆の発生をシャットアウトできます。