卵1個は何グラム?サイズ別正味量と黄身・白身の黄金比率を徹底解説
ネット上の口コミや消費者の間では長年、「LサイズやLLサイズを買えば、大きな黄身(卵黄)が入っていてお得である」という誤解が根強く語られてきました。しかし、鶏卵の生理生態学的なデータはこの俗説を明確に否定しています。
鶏卵における構成比率は、おおむね「卵黄 約30%:卵白 約60%:卵殻 約10%」の比率で構成されています。親鶏は若いうちは小さな卵(S〜M)を産み、加齢とともに産道や卵管が広がって大きな卵(L〜LL)を産むようになります。
ここで着目すべき決定的な事実は、親鶏の体格が大きくなっても卵黄の重量はほとんど変わらないという点です。実測値の内訳を比較すると驚くべき実態が浮き彫りになります。
上記の通り、MサイズからLサイズへ10g増えた中身の正体は、9割以上が「卵白(水分)」です。卵黄のサイズはMでもLでも約20g前後でほとんど差がありません。濃厚な卵かけご飯やすき焼き、カスタードクリームのように「卵黄のコク」をダイレクトに味わいたい場合は、卵白の水分で薄まらないMサイズやMSサイズを選んだほうが、実質的な満足度は高くなります。