坊主から伸びるまで何ヶ月?マッシュやショートへの期間と伸ばし方
髪の毛を伸ばすプロセスを乗り切る第一歩は、人間の毛髪が伸びる物理的な限界とスピードを客観的に把握することです。日本毛髪科学協会などの生理学的知見によると、人間の髪が伸びる早さは1ヶ月で約1〜1.5cm、1年間で約12〜15cmとされています。季節や個人の代謝によって若干の変動はあるものの、この生物学的な数値がすべての基準となります。
丸坊主(0mm〜3mm)を出発点とした場合、目標スタイルごとの具体的な所要期間は以下のステップで進みます。
まず、坊主からショートまでの期間を測る場合、最初のマイルストーンとなるベリーショート(トップ3〜4cm、サイドすっきり)には約2〜3ヶ月で到達します。この段階ではまだ毛先を遊ばせるほどの長さはありませんが、サイドをフェード状に刈り上げてトップを立たせるクロップスタイルやスポーティなビジネスショートへの昇格が可能です。
次に、サイドや前髪を寝かせて全体に丸みを持たせる自然なショートヘアを目指す場合、期間は約4〜5ヶ月を要します。トップの長さが5〜6cm程度に達するため、毛流れを作ったり前髪を軽く下ろしたりできるようになります。
さらに難易度が上がるのが、坊主からマッシュへの移行期間です。マッシュスタイルを成立させるためには、頭頂部から前髪にかけて約8〜10cm以上の長さが必要となります。丸坊主から完全に前髪が目の上あたりまで揃うマッシュを作るには、最短でも約6〜8ヶ月、骨格や目指す重さによっては約9ヶ月前後の歳月を見込むのが現実的です。
そして、襟足に明確な長さを残す坊主からウルフまでの経緯を辿る場合、トップを伸ばしながら襟足をさらに際立たせる必要があるため、ベースの形成に約8〜10ヶ月以上を要します。ウルフスタイルは襟足を切らずに伸ばせるため、途中でサイドとトップのバランスさえ整えれば、比較的早い段階から「意図したスタイル」へとシフトしやすい特徴を持っています。