ご祝儀袋の名前見本決定版!夫婦・連名や中袋の正しい書き方とマナー

ご祝儀袋の名前見本決定版!夫婦・連名や中袋の正しい書き方とマナーに関する最新の話題を詳しく解説いたします。

ご祝儀袋を書く際、手元にあるボールペンやサインペンで済ませてしまいたい衝動に駆られることがあります。しかし、祝儀袋の世界には明確な禁忌が存在します。

まず、ご祝儀袋のペン種類には筆ペンまたは毛筆を用いるのが揺るぎない正道です。筆ペンを選ぶ際は、毛先がフェルト状の硬筆タイプよりも、ナイロン毛などを束ねた「毛筆タイプ」を選ぶと、トメ・ハネ・ハライに格調高い抑揚が生まれます。

なぜ、ボールペンや万年筆での記入が厳しく忌避されるのか(ご祝儀袋 ボールペン NG 理由)。それは、細い金属製ペン先を持つ筆記具が、近代以降に「事務処理・簡易連絡」のために普及した実用品だからです。格式ある儀礼において事務用具を用いる行為は、「手間を省いた」「片手間で用意した」という無礼なニュアンスを相手に与えてしまいます。

さらに重要なのが、墨の濃淡に関するルールです。慶事では必ず真っ黒な「濃墨(のうずみ)」を用います。弔事で使われる「薄墨(うすずみ)」を慶事で使うことは決定的なタブーとされています(ご祝儀袋 名前 薄墨 濃墨 理由)。

薄墨には古来、「突然の悲報に驚き、涙で墨が薄まってしまった」「急な知らせに十分墨を擦る間もなく駆けつけた」という深い哀悼の意味が込められています。これに対して慶事は、前もって喜びを待ち望み、時間をかけて準備するものです。「喜びを太く、濃く、末永く分かち合う」という祝福の意思を表明するために、艶のある濃い漆黒の墨で書き上げるのが礼儀作法の本質です。

なお、印刷済みの短冊を選ぶ際、表書きには「寿」と「御結婚御祝」のどちらを選ぶべきか迷う人も見受けられます。四文字の「御結婚祝」は「死文字」として忌み嫌われる傾向があるため、必ず「寿(壽)」または五文字の「御結婚御祝」を選ぶのが正しい選択です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。