ノルウェー王室の現在と激震スキャンダル|逮捕劇と再婚の全真相

ノルウェー王室の現在と激震スキャンダル|逮捕劇と再婚の全真相にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

マリウス事件と並び、王室の威信を失墜させたもう一つの震源地がマッタ・ルイセ王女とデュレク・ヴェレットの結婚劇です。幼少期から「天使の声が聞こえる」「透視ができる」と主張し、スピリチュアルな事業を展開してきた王女は、ハリウッドセレブなどを顧客に持つ自称シャーマンのデュレク氏と2019年に交際を公表しました。デュレク氏が「癌は本人の選択」「メダリオンがコロナウイルスを治癒する」といった非科学的な主張を展開して高額なスピリチュアルグッズを販売したことで、ノルウェーの医療界やメディアから猛烈な抗議が寄せられました。

王室は2026年、批判を鎮静化させるため「王女は公務から離脱し、商業活動において王女の称号を利用しない」という合意書を交わしました。しかし、2026年8月末にノルウェー西部の景勝地ガイランゲルで行われた豪華な結婚式で、合意は完全に反故にされたと受け止められています。結婚式の独占取材権を海外の大衆誌『ハロー!』や動画配信大手Netflixに売却し、自作のジンに王室のモノグラムを彷彿とさせるラベルを貼って販売するなど、露骨な商業主義を繰り広げたためです。

ノルウェーの現地大手紙『Aftenposten』や国営放送『NRK』は、この結婚式を「王室の価値を現金化するサーカス」と痛烈に批判しました。表現の自由や個人の幸福を尊重する寛容な国民性を持つノルウェーにおいても、数百年培ってきた王室の尊厳を私利私欲のために切り売りする行為は、一線を越えた背信行為とみなされています。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。