サンシャイン60乱闘の真相|池袋58階で起きた怒羅権騒動の全貌
事件が発生したのは2026年10月16日の午後6時過ぎのことでした。現場となったのは、池袋サンシャイン60の58階にある眺望抜群のフランス料理・多国籍ダイニング「サンシャイン クルーズ・クルーズ」の貸し切り宴会場です。普段は企業のレセプションや結婚式の二次会などで利用される華やかな空間に、黒塗りの高級車や送迎車に分乗した男たちが次々と吸い込まれていきました。
警視庁組織犯罪対策部の捜査資料によると、集まっていたのは準暴力団「チャイニーズドラゴン」の創設期メンバーや現役世代、友好関係にある不良グループの関係者ら約100人にのぼります。名目は、刑務所から刑期を終えて社会復帰した古参メンバーの「出所祝い」でした。
宴席が始まってわずか数十分後、乾杯の挨拶が終わった直後に会場の一角で激しい怒号が響き渡ります。目撃証言によると、ビール瓶やワイングラスが宙を舞い、大皿や重厚な椅子が武器として投げつけられました。食器が粉々に砕け散る轟音とともに数人が頭部から流血し、店内のパーテーションや壁面、床が破壊されていきました。
異変に気づいた店舗スタッフが「100人規模の団体客が殴り合っている」と110番通報。巣鴨警察署および警視庁の機動隊・組対捜査員がパトカー数十台で急行したものの、警察官がエレベーターで58階に到達した時点で、大半の参加者は非常階段や複数の業務用エレベーターを使い、クモの子を散らすように地下駐車場や繁華街へ姿を消していました。現場に残されていたのは、頭部を切って床に倒れ込んでいた負傷者1名と、呆然と立ち尽くす数名の関係者のみでした。