弘道会の現在と最新組織図の内幕|六代目山口組中核の激動を追う
六代目山口組の直系組織(二次団体)でありながら、総本部の実権を一手に握り「一強体制」を築いてきた弘道会は、現在も組織運営の最重要ポストを多数占めています。弘道会本部が置かれる愛知県名古屋市中村区宿跡町の周辺は、特定抗争指定暴力団としての警戒区域に指定されており、組事務所への立ち入りや複数人での会合が厳格に禁じられるなど、その活動形態は従来の威勢とは大きく様変わりしました。
現在、弘道会を率いるのは三代目会長である竹内照明(六代目山口組若頭補佐)です。竹内会長の直下に位置する執行部には、組織の中枢部隊として知られる「高山組」や「小松組」、伝統ある「稲葉地一家」などの有力傘下組織トップが名を連ねています。最新の組織再編においては、警察の締め付けに対抗すべく、傘下の三次・四次団体を直参へ昇格・統合させる「ピラミッドの縮小・高密度化」が急ピッチで進められてきました。
愛知県警や警察庁の捜査資料によると、現在の弘道会組織図は以下のような重層的な統制系統によって維持されています。
- 会長:竹内照明(六代目山口組若頭補佐・中部ブロック長)
- 若頭・舎弟頭クラス:直参有力組織を束ねる実力者が配属され、組織防衛と司法対策を専任
- 執行部・若頭補佐陣:名古屋市内および東海・関東・近畿に点在する直参組織の首領で構成
- 中核傘下組織:三代目高山組、二代目小松組、十代目稲葉地一家、三代目米川組、三代目司興業など
かつては全国各地に直参を送り込み、関東や東北エリアへの進出を強烈に推し進めていましたが、現在は既存の縄張りを固めつつ、拠点の維持費削減と内部統制の再強化を優先せざるを得ない内情が浮き彫りになっています。