女性国会議員の割合と世界順位の真相|なぜ増えないのか徹底解剖

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「落選させたくなければ、今夜二人で飲み直そう」「女のくせに生意気に国政を語るな」

これは、実際に地方選や国政選挙を戦った若手・中堅の女性議員たちが現場で投げかけられた言葉のほんの一例です。内閣府男女共同参画局が実施した実態調査でも、女性議員の約6割が有権者や同僚議員から何らかのハラスメントを受けた経験があると回答しており、その過酷な労働環境は常軌を逸しています。

取材に応じた30代の女性元候補者は、選挙戦の最中に経験した悪質な「票ハラ(投票を盾にしたセクシャルハラスメント)」について次のように生々しい証言を残しています。

「握手をする際に指を強く絡められたり、抱きつかれたりすることは日常茶飯事でした。『ポスターより実物の方がずっと可愛いね、一票入れてあげるから連絡先を教えてよ』と耳元で囁かれ、拒絶すれば『生意気だ、落選運動をしてやる』と恫喝される。支援者という立場を傘に着た性的搾取に耐え続けることが、立候補の必須条件のように扱われる現実に精神が摩耗しました」

さらにSNS上では、女性議員に対する容姿蔑視、性的な誹謗中傷、プライベートへの執拗な詮索が男性議員の比ではない頻度で吹き荒れます。妊娠・出産を発表した女性議員に対して「任期中に職務を放棄するのか」「税金泥棒」といったマタニティハラスメントの罵声が浴びせられるケースも後を絶ちません。公私にわたる安全が脅かされる職場環境が放置されていることこそ、女性が政治の道を敬遠する決定的な要因です。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。