ムツゴロウさん死去の真相|死因や巨額借金・動物王国の現在を徹底追跡
1980年代からフジテレビ系で放送された特番『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』は、世帯視聴率30%を超える大ヒットを連発し、畑正憲さんは一躍国民的ヒーローとなりました。しかし、その輝かしい名声の裏には、常軌を逸した経済的プレッシャーと組織崩壊の危機が横たわっていました。
とりわけ大きな転機となったのが、2004年に東京都あきる野市(東京サマーランド敷地内)にオープンした「東京ムツゴロウ動物王国」でした。北海道の過疎地まで足を運べない都市部のファンに動物たちと触れ合ってほしいという純粋な願いからスタートしたものの、運営会社のずさんな経営計画、猛暑やアクセス難による客足の伸び悩み、さらには莫大な維持費が重くのしかかり、わずか数年後の2007年に運営会社が破綻します。
プロジェクト全体の負債は数十億円に達しましたが、畑さん自身が個人保証していた負債額は約3億円でした。通常の経営者であれば自己破産を選択する水準でしたが、畑さんは「動物たちと自分の名前を信じてくれた人たちに迷惑はかけられない」と破産を拒否。凄まじいペースで原稿を書き殴り、日本中を講演で駆け巡り、数年をかけて全額を個人で完済したのです。