地震のマグニチュード最大値は?理論上の限界と驚愕の記録を徹底検証

地震のマグニチュード最大値は?理論上の限界と驚愕の記録を徹底検証について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

地震報道において最も頻繁に混同されるのが、マグニチュードと震度の違いです。

防災教育においてよく用いられる比喩として、「マグニチュードは電球そのものの明るさ(出力ワット数)」であり、「震度は部屋の各場所における手元の明るさ(照度)」に例えられます。

この違いを理解していないと、以下のような重大な判断の誤りが生じます。

  • 誤解1:マグニチュードが小さければ安全である
    1995年の阪神・淡路大震災(M7.3)や2016年の熊本地震(M7.3)は、東日本大震災(M9.0)に比べるとマグニチュードの数値は小さいですが、震源が浅い内陸直下型地震であったため、直上の地域では震度7の極めて激しい揺れを記録し甚大な被害が出ました。
  • 誤解2:マグニチュードが巨大なら必ず激しく揺れる
    震源が陸地から遠く離れた沖合である場合、マグニチュードが8クラスであっても陸地の揺れ(震度)は4〜5程度にとどまるケースがあります。ただし、その場合は揺れが小さくても巨大な津波が押し寄せる「津波地震」となるリスクを警戒しなければなりません。

マグニチュードは「1」増えるとエネルギーは約31.6倍に増大し、「2」増えると1,000倍になります。数値がわずか0.2異なるだけでもエネルギーは約2倍変わるため、数値の見かけ以上にエネルギーの差異は莫大です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。