一世風靡セピアとは?原宿ホコ天伝説の真相と豪華メンバーの現在

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一世風靡セピア(いっせいふうびセピア)を語る上で欠かせないのが、その母体となった路上パフォーマンス集団劇男一世風靡の存在です。1983年、劇団ひまわりや劇団若草などに所属していた若手俳優や、夢を抱いて地方から上京してきた若者たちが結集して立ち上げられました。

当時、毎週日曜日に歩行者天国となっていた原宿の路上では、竹の子族やロックンロール族といった若者カルチャーが乱立していました。その雑踏の中に突如として現れたのが、寸寸(ズンズン)に仕立てられたオリジナルスーツを着こなし、寸劇とアクロバティックなダンスを披露する劇男一世風靡でした。派手な原色ファッションが溢れるホコ天で、彼らが選んだのはモノトーンと褐色の「セピア色」。その圧倒的な規律と男臭い硬派さは、またたく間に数千人規模の黒山の人だかりを生み出しました。

この大所帯の劇団の中から、「音楽を通じて表現の幅を広げる」という目的で選抜された7名によって、1984年4月に正式結成されたボーカルユニットこそが一世風靡セピアです。路上発のインディペンデントなエネルギーをそのままメジャーシーンへと持ち込み、日本の音楽界とテレビカルチャーに未曾有の衝撃を与えました。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。