富士山は何県?静岡と山梨の境界未定の真相と私有地八合目の全貌
Q1:富士山山頂の郵便局から手紙を出すと、消印はどうなりますか?
A1:富士山頂郵便局(毎年7月上旬から8月下旬頃に開設)から投函された郵便物には、富士山頂の風景と山頂郵便局の文字が入った特別な小型記念通信日付印(風景印)が押印されます。住所表記は便宜上「静岡県富士宮市粟倉地先」となっていますが、消印そのものは登山記念として大変人気があります。
Q2:山頂の最高地点「剣ヶ峰」の土地も浅間大社の私有地なのですか?
A2:標高3776メートルの最高峰である剣ヶ峰周辺や、旧富士山測候所(現・富士山特別地域気象観測所)の敷地、登山道の一部は公共性の高い用地として浅間大社への譲渡対象から除外されており、現在も国の土地(国有地)として管理されています。したがって八合目以上はすべて私有地というわけではなく、「私有地の中に国有地が点在する構造」となっています。
Q3:八合目以上が私有地なら、登山者は入山料を神社に払う必要がありますか?
A3:浅間大社は山頂境内地への立ち入りを信仰・登拝の道として一般に広く開放しているため、神社に対する参拝料や土地の通行料は徴収していません。現在登山者が支払う山梨側の通行料(2,000円)や両県の「富士山保全協力金(任意1,000円)」は、自治体が環境保全や安全対策、救護体制を維持するために徴収・要請しているものです。
Q4:富士山山頂で生まれた子どもの出生届はどこに提出するのですか?
A4:現実に山頂での出産例は極めて稀ですが、戸籍法上のルールでは、出生届は「父母の居住地」または「出生地」の市区町村役場に提出できます。境界未定地である富士山山頂で生まれた場合、出生地としての特定が困難であるため、父母の本籍地または住民登録がある現住所の自治体へ提出するのが一般的な法的手続きとなります。