トランス脂肪酸とは?体に悪い理由とマーガリンの真相【徹底解明】
かつてトランス脂肪酸は、業務用の加工油脂に大量に含まれていました。食品の保存性を高め、独特のサクサクした食感や滑らかな口溶けを安価に実現できることから、外食産業や食品加工現場で重宝されてきた歴史的背景があります。
日常の食事において、注意すべき代表的な食品群は以下の通りです。
- ショートニングを使用した焼き菓子:クッキー、ビスケット、パイ生地、ドーナツ、スナック菓子
- 市販の菓子パン・総菜パン:デニッシュ、クロワッサン、クリームサンドパン
- 揚げ物・ファストフード:業務用の高温揚げ油や硬化油を繰り返し使用したフライドポテト、チキン
- コーヒークリーム・植物性ホイップ:植物油脂を主原料とするホイップクリームやポーションミルク
- ルウ製品:カレールウ、シチューのルウなどの固形調味料
特に製菓・製パン分野で広く使われてきたショートニングは、植物油に水素添加を行って純度の高い油脂に加工したものであり、従来は製品重量の10〜20%以上がトランス脂肪酸で占められていました。サクサク感を維持したまま日持ちを延ばす特性が、市販のクッキーやパイ、ファストフードの揚げ油として最適だったためです。
現在でも安価な輸入菓子や一部の量販店向け焼き菓子では、原材料名に「ショートニング」「植物油脂」「加工油脂」と記載され、一定量のトランス脂肪酸を含有している商品が存在します。これらを日常的に間食として多量に摂取している場合、無意識のうちに摂取量が積み重なるリスクを無視できません。