神田神保町の魅力と真実!古書店街とカレーの聖地を徹底解剖【2026】
神保町を訪れた誰もが抱く素朴な疑問があります。「なぜこれほど狭いエリアに、膨大な書店が集まっているのか」という点です。その答えを探るには、明治初期の東京に時計の針を戻す必要があります。
明治維新後、神田周辺には東京大学の前身である開成学校をはじめ、現在の明治大学、中央大学、法政大学、専修大学、日本大学の前身となる私学校が次々と設立されました。日本全国から集まった向学心に燃える若者たちに対し、高価な法律書や洋書を融通し合ったことが、古書店街の原型となっています。神田神保町古書店街の歴史を取材すると、大正12年(1923年)の関東大震災で街が壊滅的な打撃を受けた際、神田の地にいち早く戻ってきたのが本屋たちだったという記録に行き当たります。北向きに間口を開けて直射日光から本を守る独特の店舗配置は、この復興期に確立された知恵です。
そして2026年、街の最大のランドマークである三省堂書店神保町本店建て替えの現在は、新たな歴史の1ページを迎えています。1881年創業の同店は、築約50年が経過した旧本店の老朽化に伴い、2026年5月に小川町仮店舗へと一時移転しました。新本社ビルは地上階に最新鋭の大型書店フロア、上層階にオフィスを構える複合インテリジェントビルとして生まれ変わり、2026年末から2026年にかけて段階的なグランドオープンを展開。街の古書店主は「紙の本を愛する人々が再び神保町に戻ってくる起爆剤になる」と熱い期待を寄せています。歴史ある専門書専門店とメガ書店の共存関係こそが、神保町を世界一のカルチャータウンたらしめている根源です。