信州松本の郷土食「がったぼうず」とは?由来から本場レシピまで解説

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松本市周辺の家庭を取材すると、がったぼうずの食べ方は家庭や季節によって多彩な表情を見せます。代表的なバリエーションは以下の3系統に大別されます。

第1は、信州の食文化を象徴する「特製味噌だれ仕立て」です。信州味噌にみりん、砂糖、すりごま(またはえごま・くるみ)を合わせた甘辛いタレを、茹でたての温かいだんごにたっぷり絡めます。濃厚な味噌のコクと小麦の風味が抜群の相性を誇り、農作業後の塩分・糖分補給として重宝されてきました。

第2は、甘党に愛される「小豆あん・きな粉仕立て」です。ふっくら煮た粒あんと絡めることで即席のぜんざいやおはぎのような贅沢なおやつに変身します。子どもたちが学校から帰った際のおやつとしても親しまれてきた食べ方です。

第3は、根菜たっぷりの「汁物・すいとん仕立て」です。大根、人参、ごぼう、きのこ、豚肉などを煮込んだ味噌汁や醤油仕立ての出汁に、がったぼうずを直接落として煮込みます。団子から溶け出す小麦粉によって汁に適度なとろみがつき、寒い信州の冬に身体の芯から温まるごちそうとなります。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。