クリスタルキング『大都会』の真実|驚異の歌声と名曲誕生の裏側を解剖
ネット上の一部コミュニティでは、「一発屋だったのではないか」「高音のインパクトだけで売れたのではないか」といった誤った言説が見受けられることがあります。しかし、当時の音楽関係者や現場を知るミュージシャンの証言を検証すると、全く異なる実態が浮かび上がってきます。
クリスタルキング メンバー 経歴の原点は、長崎県佐世保市の米軍基地周辺に林立していたナイトクラブでの連夜のステージにありました。目の肥えた米兵たちを相手に、当時最新の全米ヒットチャートやハードロックを完コピし、熱狂させなければステージから降ろされるという過酷な現場で、彼らは徹底的に演奏力を磨き上げました。
ギターの山下三智夫による鋭利なカッティングとメロディアスなソロ、ツインキーボード(今給黎博美・中村公晴)による重厚なストリングスアレンジ、そして屋台骨を支える正確無比なリズム隊。後年の1984年にリリースされたクリスタルキング 愛をとりもどせ(テレビアニメ『北斗の拳』オープニングテーマ)が、現在もアニソン・メタルの最高峰として世界中でカバーされている事実こそが、彼らの基礎体力の高さを雄弁に物語っています。