やる気元気いわき!井脇ノブ子の現在|借金トラブルと80歳の真相
井脇氏の人生において最大の影を落としたのが、衆議院議員引退前後に表面化した巨額借金トラブルと学校法人の経営破綻です。世間では「政治資金の私的流用ではないか」「放蕩による借金か」といった憶測も飛び交いましたが、実態は全く異なります。
負債の根本的な理由は、彼女が理事長を務めていた学校法人南陵学園(静岡県菊川市の国際開成高校、菊川南陵高校、和歌山南陵高校など)の拡大路線と、少子化による定員割れでした。井脇氏は「教育難民となった不登校児や落ちこぼれを更生させる最後の砦を作る」という理想を掲げ、廃校寸前の学校を次々と買収・再建しようと試みました。しかし、緻密な財務シミュレーションを欠いたワンマン経営は急速に行き詰まります。
生徒数は想定通りに集まらず、教職員への給与遅配が発生。さらに校舎の改修費や運転資金を賄うため、個人の人脈や支援者から高金利の借入れを重ね、その個人保証を井脇氏本人が背負い込みました。最終的に南陵学園は民事再生法の適用を申請し、理事長を退任。多額の債権回収訴訟を抱え、自宅の差し押さえや裁判所通いを余儀なくされるという悲惨な末路をたどったのです。私腹を肥やすどころか、私財をすべて教育事業の赤字補填に投げ打った末の破滅であった点が、この問題の根深い悲劇性を物語っています。