トレーニーとは?名乗れる基準とガチ勢との違い・ビジネス用語まで徹底解剖
大手フィットネスクラブや24時間ジムの現場を観察すると、熱心な愛好家たちの独特な行動様式が観察されます。SNS等で幾度となくバズを生んできたジムでのトレーニーあるあるは、彼らの情熱の裏返しでもあります。
「ガラスや鏡に映る自分のシルエットを見て、無意識に背中の広がり(ラットスプレッド)を確認してしまう」「重い荷物を持つ際、腰を痛めないよう自然とデッドリフトの骨盤前傾フォームを取る」「筋肉痛が来ない部位があると、前日の追い込み不足を疑って落ち込む」といった行動は枚挙にいとまがありません。また、私服を選ぶ際の基準が「胸囲や太ももが入るかどうか」になり、結果としてストレッチ素材のウェアばかりが増えていく現象も現場の定番です。
一方で、ネット掲示板やSNSで散見される「ガチ勢はジム初心者を心の中で見下しているのではないか」という不安は、現場取材を進める限り完全な誤解です。大手ジムの古参会員たちに取材すると、一様に次のような答えが返ってきます。
「最初は誰でも細かったり太っていたりするもの。不慣れな手つきでも、重量設定に悩みながら懸命にバーベルを握っている初心者を見ると、心の中で『ナイスファイト、筋肉痛を楽しめよ』とエールを送っている」。
威圧感のある体躯とは対照的に、多くの先達は筋トレがもたらす自己変革の尊さを知っているからこそ、新規参入者に対して静かな敬意を払っています。