世界最大の一枚岩の嘘?ウルル超えマウントオーガスタスの真相
旅行ジャーナリズムの視点から率直に申し上げると、マウント・オーガスタスは万人向けの観光地ではありません。ウルルのようにエアコンの効いた大型バスで乗り付け、五つ星ホテルのラウンジからシャンパン片手に夕日を眺めるようなリゾート体験を期待して訪れれば、過酷な道路事情や設備の乏しさに失望することになります。訪問を検討する読者のために、客観的な適性基準を提示します。
【太鼓判】絶対に行くべき人の条件
- 本物の孤独と未開の大自然を渇望している人:観光客の雑踏を離れ、地平線の彼方まで自分たち以外の人工物が存在しない静寂の中に身を置きたい探検派。
- 自らの足で世界規模の山頂に立ちたい健脚派:ウルルでは叶わなくなった「聖なる巨岩の頂を踏みしめ、眼下に広がる広大な大陸を見渡す」という唯一無二の達成感を得たいトレッカー。
- オーストラリアの奥深さを知るリピーター:シドニー、メルボルン、ケアンズなどの王道ルートを巡り終え、観光パンフレットに載っていない「地球最後の秘境」を探求したい旅人。
【慎重に】訪問を見送る、または代替案を検討すべき人の条件
- 限られた旅程で効率よく名所を巡りたい人:パースからの移動だけで片道2日間、往復最低でも4〜5日の日程を要するため、短期旅行者にはタイムパフォーマンスが合いません。
- 未舗装路の運転や車両トラブルに対処できない人:携帯電話の電波が完全に圏外となる砂漠地帯で、パンク修理やスタック脱出を自己解決できない場合、命に関わるリスクが生じます。
- 小さな子ども連れや体力に不安のある家族連れ:医療施設が遠隔地にあるため、熱中症や体調不良時の緊急搬送には莫大な時間とコスト(ロイヤルフライングドクターサービス等)を要します。