「まだ若いのに…」40代の急な膝痛の原因と危険なサイン・対策を徹底解説
膝のどこが、どのような動作で痛むかを正確に把握することは、原因特定に向けた重要な手がかりとなります。
まず、「階段を降りるときに痛い」ケースです。階段を降りる動作では、平地歩行時の約3倍〜4倍の体重負荷が膝関節にかかります。着地の衝撃を太もも前の筋肉(大腿四頭筋)が支えきれなくなると、膝蓋骨(お皿)の裏側や関節軟骨に過剰な圧力が集中し、鋭い痛みを引き起こします。
次に、40代で膝の内側に痛みが出る場合、代表的な原因は2つあります。1つは変形性膝関節症の初期進行です。日本人は骨格的にO脚傾向の人が多く、体重の負荷が膝の内側に偏りやすいため、内側軟骨の摩耗が先行します。もう1つ見逃せないのが鵞足炎(がそくえん)です。膝の内側下部には、太ももから伸びる3つの筋肉の腱が集まる「鵞足」と呼ばれる部位があります。ランニングや無理なウォーキング、X脚・O脚による摩擦が原因でここに炎症が生じると、指で押したときに明確な激痛が走ります。
鵞足炎の治し方としては、初期段階での安静とアイシングによる炎症抑制が基本です。痛みが落ち着いた後は、太もも内側の内転筋や裏側のハムストリングスを柔軟に保つストレッチを行うことで、腱の過度な牽引ストレスを取り除くことができます。