リゼロ強欲レグルスの強さと死亡理由!最恐権能と無様な結末

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レグルスを語るうえで避けて通れないのが、彼が周囲に侍らせていた「花嫁(妻)」たちの存在です。公式設定資料や劇中の描写によると、その数は優に291名に達していました。彼は美貌の女性たちを力ずくで略奪し、自身の領地やアジトに囲い込んで「妻」と呼称していましたが、そこに夫婦愛や情愛のかけらは一切存在しませんでした。

レグルスが花嫁たちに求めたのは、「完璧な肯定」と「自身の権利を微塵も侵害しない従属」のみです。顔色を変えること、彼より先に息を吸うこと、視線を泳がせることすら「夫に対する侮辱」「権利の侵害」と見なされ、理不尽な粛清の対象となりました。事実、少しでも不満や恐怖を表出した花嫁は、その場で首を刎ねられるか粉砕されて命を落としています。

しかし、この歪みきったハーレムには、単なる嗜好を超えた恐るべき機能的理由が隠されていました。それこそが、権能の裏面である「小獅子の心臓」です。

本来、「獅子の心臓」で自分自身の時間を止めると、心臓の拍動も停止するため、レグルスは連続して5秒程度しか無敵状態を維持できません。もしそれを超えて時間を止め続ければ、脳への血流が途絶えて自滅してしまいます。そこで彼は、自身の心臓の疑似的な代行先として「他者の心臓」を利用する術を編み出しました。それこそが、無抵抗に従属させた花嫁たちの胸に自らの心臓を預けるという狂気のシステムだったのです。

花嫁が生きている限り、レグルスはリスクを一切負うことなく、半永久的に時間を停止させた無敵状態で居続けることが可能でした。自身の生命線を他人に背負わせながら、当の女性たちを虫けらのように扱う──この欺瞞に満ちた共生関係こそが、のちに彼の身を滅ぼす決定的な伏線となります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。