フィカスベンガレンシスの曲げ方完全解説!S字樹形を作る秘訣
支柱だけでは表現しきれない3次元的なうねりや、螺旋状のカーブを描きたい場合には、盆栽の技法を応用した観葉植物の針金かけが威力を発揮します。使用する素材は、しなやかで加工しやすい園芸用アルミ線(太さ3.0mm〜4.5mm程度)を選定し、幹の太さに応じて適切な線径を使い分けます。
フィカスの幹の曲げ方として針金を用いる際は、幹肌を傷つけないよう事前に紙テープや麻布テープを幹全体に緩く巻いて養生します。針金の起点は鉢土の底深くにしっかりと差し込んでアンカー(錨)とし、そこから幹に対して45度の角度を保ちながら均等なピッチで巻き上げていくのがプロのセオリーです。密巻きにしすぎると幹を締め付け、隙間が広すぎると曲げる力が分散してしまうため、この均一な角度が造形の成否を分けます。
巻き終えたら、両手で幹を支えながら親指の腹を使ってゆっくりとカーブをつけていきます。針金をかけた後は放置せず、フィカス・ベンガレンシスの針金を外すタイミングを厳密に管理してください。旺盛な成長期であれば、わずか2ヶ月から3ヶ月ほどで幹が肥大化し、針金が樹皮に食い込み始めます。食い込みの痕跡は一度つくと数年消えないため、幹に針金が触れて少しきつくなってきた段階で、巻き戻さずにニッパーで細かく切断しながら慎重に取り外します。