なぜ素手で退治できる?ゴキブリ平気な人の心理と脳の仕組みを解明
道具を使わずに素手で叩いたり、ティッシュ越しに直に掴んで捨てたりできる人々には、いくつかの際立った共通点が見られます。
代表的な要素が幼少期の育った環境です。カブトムシやセミ、バッタなどを日常的に捕まえて遊んでいた経験を持つ人は、昆虫の硬い質感や足のトゲに対する触覚的嫌悪感が極めて低くなります。また、親が害虫を見ても騒がずに淡々と駆除していた家庭環境では、「ゴキブリ=叫ぶほど怖いもの」という条件反射の学習(代理学習)が形成されません。
性格面における特徴も見逃せません。ビッグファイブ(五大性格特性)で言えば神経症傾向が低く、情緒が極めて安定しているタイプが多い傾向にあります。トラブルに直面した際、感情的に取り乱すよりも「どう素早く処理するか」という課題解決に思考が直行するため、躊躇なく手を伸ばせるのです。