【2026年現地取材】「ラーメン 山」の熱狂と限界——原材料高騰とフードロス問題の狭間で揺れる“デカ盛り聖地”のいま
一方で、新たな追い風となっているのが訪日外国人旅行客の激増だ。欧米やアジア圏の主要メディアが日本のラーメン文化を深掘りする中で、特にデカ盛りスタイルのラーメンはその規格外のビジュアルと圧倒的な味わいで注目の的となっている。
「動画で見かけて、絶対に食べたかった。母国のラーメンとは迫力が違う」と語るのは、アメリカから訪れた20代の観光客。今や東京・秋葉原や大阪・難波の行列店では、並んでいる人の半数以上が外国人観光客という光景も珍しくない。かつてB級グルメと括られていたローカルフードが、日本を代表するエンタメ体験として世界基準の評価を獲得しつつある。