雅子さまの適応障害と公務の現在地、宮内庁発表が語る回復の真実
皇后陛下の表情が劇的に変化した節目として、関係者の多くが挙げるのが日本赤十字社の名誉総裁職の継承と、2019年の即位礼正殿の儀である。赤十字の全国大会で見せた凛とした立ち姿と、被災者や医療関係者に向ける温かな眼差しは、国内外に強い印象を与えた。
国際親善や人道支援という分野は、元外交官である皇后陛下の知見と情熱がもっとも自然な形で発揮される領域だ。自らの能力が社会の役に立っているという実感。これこそが、長く傷ついていた自己肯定感を修復する決定打となった。
即位の礼から一連の重要儀式を完遂された経験は、決定的な自信をもたらした。儀式の重圧に押し潰されることなく、堂々と儀礼を全うした事実。それは、周囲が思っていた以上に、皇后陛下ご自身の内面に強靭なレジリエンスが育まれていたことの証明であった。