銀座日東コーナー閉店の真相と現在|名物ロールキャベツ復活を追う
銀座の街が戦後の混乱から復興へと歩みを進めていた1948年(昭和23年)、三井農林が手がける「日東紅茶」のフラッグシップ拠点として日東コーナーの歴史は始まりました。当時の日本において、本格的な紅茶やハイカラな洋食を気軽に楽しめる場は極めて貴重であり、開店当初から文化人、劇団員、映画人、さらには政財界の要人が足繁く通うサロンのような役割を果たしました。
銀座のみゆき通りと交差する一角に位置した店舗は、誰もが立ち寄りやすい開かれた構造を持ち、銀座を歩く人々の憩いのランドマークとして定着します。単なる飲食店にとどまらず、銀座のモダニズムと昭和の社交場文化を象徴する存在として、半世紀以上の長きにわたり確固たるポジションを築き上げました。