火葬炉の中で何が起きているのか?燃える順番と深刻な火葬待ちの現実
火葬待ちの長期化は、遺族の心理的負担だけでなく経済的な負担にも直結しています。全国の公営火葬場であれば、管内の住民なら無料から数万円程度で利用できるケースが多いものの、民間企業が運営する東京23区内の主要火葬場では火葬料金が9万円〜10万円台に達しており、全国平均と比べても突出して高い水準にあります。
料金高騰の背景には、炉の稼働に必要な燃料費や電気代の高騰、人件費の上昇に加え、火葬場の寡占状態が挙げられます。さらに見落とせないのが「安置費用」の膨張です。火葬が1週間先になれば、その日数分の遺体安置施設の保管料(1日あたり数千円〜1万円前後)やドライアイスの交換費用(1回あたり1万円前後)が積み重なり、火葬を待つだけで数十万円の追加出費が発生するケースも珍しくありません。