紀州のドンファン事件判決!元妻・須藤早貴の量刑と法廷に響いた真実
事件発生直後から和歌山県警察が直面したのは、あまりにも高すぎる「証拠の壁」だった。野崎氏の遺体から覚醒剤成分が検出されたものの、現場に注射痕はなく、経口摂取であること以外に確たる手がかりがない。覚醒剤の入手ルート、デジタルフォレンジックによる削除データの復元、防犯カメラ映像の網羅的な解析など、警察組織の総力を挙げた地道な捜索が年単位で続けられた。
状況証拠のみで有罪を立証する「間接証拠の積み上げ」は、検察にとっても極めてリスクの高い挑戦だった。それでも捜査陣が緻密に組み立てたパズルは、被告以外の第三者が覚醒剤を混入させる機会が皆無であったことを論理的に証明し、裁判所の心証を決定づけるに至った。