ズワイガニ異例の豊漁で価格劇変!セリ現場取材と最安攻略法
この歴史的な水揚げの背景には何があるのか。海洋資源の管理を担う水産庁の最新分析によると、数年前の海水温の推移と幼生の生き残りに好適な海流が合致したことが大きな要因だという。長年にわたる資源管理措置が実を結んだ結果とも指摘されている。
一方で、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の担当者は、今回の状況を歓迎しつつも手放しでは喜べない側面を明かす。「適正な漁獲枠を守りながらの豊漁だが、一気に市場へ流出することで浜値(漁港での取引価格)が急落しすぎると、漁業者の燃料代や資材費の高騰を相殺できなくなる恐れがある」と分析。資源の持続可能性と市場価格の安定という、二重の舵取りが求められているのが実情だ。