指タトゥーで後悔しない!色落ちの真実と激痛の実態を徹底取材
だが、甘いビジュアルだけに目を奪われてはいけない。一般社団法人日本タトゥーイスト協会の関係者や現場のアーティストたちが口を揃えて警告するのは、指という部位の特殊性だ。ボディモディフィケーション産業が成熟するにつれ、指タトゥー特有のリスクに関する情報もオープンになってきた。
まず直面するのが「痛み」の問題である。指は脂肪組織が極めて薄く、骨と無数の神経終末が皮膚のすぐ下を通っている。針が骨に直接響くような鋭い痛みが走り、施術中に思わず指が跳ねてしまうクライアントも少なくない。
そして最大の難所が「色落ち」と「滲み(ブローアウト)」だ。手の皮膚は新陳代謝のサイクルが全身で最も早く、角質層が厚い。さらに毎日の手洗い、アルコール消毒、スマートフォンの摩擦によって、施術後数ヶ月から1年程度でインクが抜け落ちたり、かすれたりする確率が極めて高い。浅すぎれば消え、深すぎれば真皮下層でインクが滲んで青黒いシミのようになる。指は、トッププロにとっても極度に技術を要する部位なのだ。