大相撲の年寄名跡「北陣」歴代の系譜と現在の襲名状況・借株の真相
13代北陣親方の停年退職以降、北陣の名跡は激動の継承期へと突入します。親方株の所有権と実際の襲名者が異なる、いわゆる「名跡の流動化」が顕著に見られるようになりました。
13代の退職後、最初に北陣を襲名したのは元幕内・翔天狼でした。その後、元幕内・天鎧鵬(貴由)が佐ノ山から北陣へと名跡を変更して襲名するなど、複数の実力派力士が部屋付き親方として北陣の看板を背負いました。
元天鎧鵬は音羽山、佐ノ山、北陣など複数の名跡変更を経て後進の育成に尽力した経歴を持ち、土俵を支える職人肌の親方として手腕を発揮しました。このように、停年退職後の北陣は「引退した実力者が親方として協会に残るための重要ポスト」として機能してきた側面があります。