お酒一合とは何Ml?純アルコール量と分解時間・最新基準を徹底検証
お酒一合(純アルコール約20g)を体内に入れたとき、私たちの身体と脳には具体的に何が起きているのでしょうか。
血中アルコール濃度に換算すると、体重60kgの成人男性が一合を摂取した場合、濃度はおよそ0.02〜0.04%に達します。医学分類上の「爽快期」から「ほろ酔い期初期」に該当するレベルです。理性を司る大脳新皮質の活動が適度に抑制され、情動を司る大脳辺縁系が活発化するため、以下のような身体的・精神的変化が現れます。
- 気分がリラックスし、日中の緊張やストレスが和らぐ
- 皮膚の毛細血管が拡張し、体温の上昇や手足の温かさを感じる
- 会話が滑らかになり、陽気な気分が高まる
- 自制心や判断力の低下がわずかに始まり、細かな注意力が散漫になる
体質的にアルコール脱水素酵素(ADH1B)やアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の働きが弱い「低活性型(お酒に弱いタイプ)」の場合、一合の日本酒であっても動悸、顔面の紅潮、吐き気、激しい頭痛を引き起こす「フラッシング反応」が生じます。日本人を含む東アジア人の約4割はこの低活性型または非活性型であり、一合の摂取が身体にとってキャパシティオーバーになるケースは珍しくありません。
アルコールの分解速度には個体差があるものの、一般的な目安として「体重1kgあたり1時間に約0.1gの純アルコールを分解できる」とされています。体重60kgの成人男性であれば、1時間に分解できる純アルコール量は約6gです。
日本酒一合に含まれる純アルコール約21.6gを完全に分解・無毒化するためには、覚醒状態で約3.5時間〜4時間のタイムラグを要します。体重が軽い人、体脂肪率が高く筋肉量が少ない人、そして女性の場合はアルコールが体内水分に分散しにくいため、分解に5時間以上を要することも珍しくありません。