避難所の性被害はなぜ起きるのか?過去の震災実態と命を守る防犯対策
災害時の避難所は安心できる避難場所であるべきですが、実際には混迷に乗じた性犯罪が水面下で発生してきました。支援団体や公的調査により、その過酷な現実が徐々に明らかになっています。
2011年の東日本大震災における被害事例では、避難所の雑魚寝スペースでの身体接触や就寝中の衣服を脱がされる行為、さらには「支援物資を渡すから」と引き換えに関係を強要されるといった卑劣な事例が複数報告されました。また、避難所の仮設トイレでの盗撮や覗き、夜間の付きまといも後を絶ちませんでした。
2026年の能登半島地震における避難所の状況でも、停電で真っ暗になった通路やプライバシーが十分に確保されていない環境において、女性や若年層から不安の声が相次ぎました。外部から誰でも出入りできる環境下で、支援者を装った不審者の侵入事案も警戒され、避難所における性暴力の実態は決して過去の話ではないことが再認識されています。