2026年の上野・浅草エリアで熱視線。昭和レトロと先端カルチャーが交差する「稲荷町」の現在地
2026年の東京観光シーンにおけるキーワードは「ローカル体験」と「脱・混雑」だ。浅草の雷門周辺や上野公園の喧騒は相変わらずだが、本物の日本の暮らしや静寂を求めるインバウンド客の足は、自然と稲荷町へと向かっている。
「ガイドブックの1ページ目に乗っている観光地ではなく、地元の人々が日常を営む路地を歩きたい」。そう語る欧米からの旅行者は少なくない。路地裏に佇む小さなゲストハウスや、築60年の長屋を改修した一棟貸しの宿は連日満室状態。地元の銭湯で湯に浸かり、近所の居酒屋で店主と片言の英語で会話を交わす。そんな「暮らしに溶け込む旅」の舞台として、稲荷町はパーフェクトなロケーションを提供している。