ヤクザの現在とは?激減と高齢化の裏で進む犯罪の地下化と最新勢力図

ヤクザの現在とは?激減と高齢化の裏で進む犯罪の地下化と最新勢力図の背景について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

警察庁が公表する組織犯罪情勢のデータによれば、全国の暴力団構成員および準構成員等の数は約2万人規模にまで落ち込んでいます。1963年のピーク時に記録した約18万4,100人、あるいは暴力団対策法(暴対法)が施行された1992年の約9万人前後と比較すると、その規模は数分の一から四分の一以下へと激減しました。

この劇的なヤクザ減少の理由と壊滅への経緯には、警察による集中取り締まりに加え、組員であること自体が社会生活の剥奪を意味するようになった法環境の変化があります。しかし、数字の減少以上に現場を深刻に蝕んでいるのがヤクザの高齢化問題です。

現在の構成員の内訳を見ると、50代以上が全体の55%以上を占めており、60代・70代の組員も珍しくありません。かつて組の屋台骨を支えた「若中」と呼ばれる階層に20代や30代の若者が新規加入するケースは極めて稀です。ある元幹部の手記には、「かつては組事務所に若い衆が溢れ、部屋住みの当番がいたが、いまや事務所掃除も幹部自らが行い、組長自身の身の回りの世話すら介護保険に頼らざるを得ない」という切実な実態が記されています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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