カリスマ柳井正の継承劇!ユニクロ歴代社長の軌跡と抜擢の真相
2002年、創業者の柳井氏は大きな賭けに出る。自らは会長に退き、若きプロ経営者であった玉塚元一氏を社長に抜擢したのだ。カリスマ主導のワンマン経営から脱却し、組織主導の近代的なマネジメント体制へと移行を図るための大改革だった。
玉塚体制下では店舗の安定運営や堅実な経営が行われたものの、フリースブームの沈静化に伴う業績の伸び悩みという壁にぶつかる。柳井氏が求める異次元の成長スピードと、組織の安定を目指す現場のギャップは次第に広がり、わずか3年で玉塚氏は退任。柳井氏が再び社長に復帰することとなった。この苦い失敗は、急速に変化するアパレル小売業において、守りの経営ではなく攻めの経営戦略を貫くことの難しさを浮き彫りにした。