「保育園落ちた日本死ね」から10年――2026年、少子化大国が直面する「数字の嘘」と親たちの限界
国や自治体は「待機児童数は劇的に減少した」と発表し続けている。確かに、かつてのように認可保育園の前に大行列ができ、役所の窓口で親たちが泣き崩れるような光景は減ったかもしれない。しかし、ここには巧妙な統計のマジックが存在する。
いわゆる「隠れ待機児童」の問題だ。希望する特定の保育園に入れず、育児休業を延長せざるを得なかったケースや、自宅から遠く離れた園への通園を諦めて求職活動を断念したケースは、公式な待機児童数にはカウントされない。実質的にキャリアを阻まれた親たちは、今もなお水面下で苦しみ続けている。