青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸の見どころと歴史を徹底取材
青函連絡船の記念館船としては、青森の「八甲田丸」と函館の「摩周丸(函館市青函連絡船記念館 摩周丸)」が有名です。同一の「津軽丸型」連絡船として建造された姉妹船ですが、展示内容や見学できるエリアの構成には明確な違いが存在します。
両船の最大の違いは、「車両甲板および実物鉄道車両の保存状態」にあります。摩周丸が客室エリアや操舵室、航路の歴史展示に主眼を置いているのに対し、八甲田丸は車両甲板に実車がレールごと現存し、エンジンルームの深部まで潜入できる構造となっています。
産業機械や鉄道遺産としてのディープな構造を体感したい場合は、八甲田丸の探検ルートが群を抜いて刺激的です。一方、函館の摩周丸はデッキからの函館港の眺望や航海器具の解説展示に優れており、両館を巡ることで青函連絡船の全体像が完璧に完成します。