酸素マスクの種類と使い分け完全ガイド|医療用から飛行機の仕組みまで
Q1:リザーバー付き酸素マスクの袋がぺしゃんこに潰れているのは異常ですか?
A1:異常の可能性が高い状態です。吸気時に一時的に少し縮むのは正常ですが、常に潰れたまま膨らまない場合は、酸素の供給流量が不足している(設定が低すぎる)、酸素チューブが外れている、あるいは酸素残量がないことが考えられます。直ちに流量設定を毎分10リットル以上に上げ、酸素配管の接続を確認する必要があります。
Q2:酸素マスクを装着したまま水分補給や食事をしても問題ありませんか?
A2:一般的な酸素マスクを装着したままの飲食は誤嚥(ごえん)のリスクが極めて高く危険です。飲食を行う際は、主治医や看護師の判断のもとで一時的に鼻カニューレへ切り替えるか、短時間マスクを外して安全に摂取する手順を踏みます。自己判断でマスクを外して飲食することは避けてください。
Q3:酸素をたくさん吸えば吸うほど体には良いのでしょうか?
A3:明確に誤りです。過剰な高濃度酸素の吸入は、活性酸素による肺組織の障害(肺酸素中毒)や、COPD患者における呼吸停止(CO2ナルコーシス)、新生児の網膜症などを引き起こす恐れがあります。酸素は「薬」と同様であり、パルスオキシメーター等の測定値に基づき、医師の処方に応じた適切な濃度と流量を維持することが基本原則です。