早生まれと遅生まれで生涯年収に格差?データが示す衝撃の理由

早生まれと遅生まれで生涯年収に格差?データが示す衝撃の理由について押さえておきたい 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

生まれ月によって人生の収入が変わるという仮説は、単なる都市伝説ではありません。日本国内におけるバースデー効果を検証した労働経済学の研究(東京大学大学院の山口慎太郎教授らの分析など)では、早生まれ(1月〜3月生まれ)は遅生まれ(4月〜6月生まれ)と比較して、30代前半時点での平均年収が約4%低いという衝撃的なデータが示されています。

大卒サラリーマンの平均的な生涯賃金を2億5000万円前後と試算した場合、数パーセントの差は生涯年収で数百万円から1000万円近い開きとなって現れます。この賃金格差の根本的な原因は、成人後の能力差そのものではなく、小学校から高校までの教育課程で蓄積された「学歴格差」と「就職時の初期条件の差」にあります。

日本の雇用市場では、依然としてファーストキャリアで入社した企業の規模や業種がその後の昇給カーブを大きく左右します。早生まれの児童が成長プロセスで直面するわずかなビハインドが、結果として大企業への就職率や正規雇用比率に波及し、生涯賃金の差へと結びついているのが実態です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。