ツキを呼ぶ調神社のお守り特集!狛兎の強力ご利益と授与所案内
埼玉県さいたま市浦和区の市街地にありながら、鬱蒼とした木々に包まれた調神社(つきじんじゃ)。平安時代の『延喜式神名帳』にもその名を残す古社であり、天照大御神、豊宇気毘売神、そして素盞嗚尊の三柱を御祭神として祀っている。
足を踏み入れてまず驚かされるのは、一般的な神社に見られる大鳥居が存在しない点だ。かつて伊勢神宮への調物(貢ぎ物)を集積する倉庫であった歴史から、運搬の妨げにならないよう鳥居が建てられなかったと伝えられる。そしてもう一つの特徴が、狛犬ならぬ「狛兎」の存在だ。社名の「調(つき)」が「月」と同音であることから月待信仰と結びつき、月の使いとされるウサギが神使として境内の至る所に鎮座している。手水舎の水口から社殿の彫刻に至るまでウサギ尽くしの景観は、厳かな神道建築のなかに独特の温もりを添えている。