宮廷服アビアラフランセーズ解剖!現代モードを革新する美の遺産

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この絢爛豪華なドレスコードの基礎を築いたのは、「太陽王」ルイ14世にほかならない。自国の繊維産業を国家戦略の柱に据えた彼は、リヨンの絹織物やアランソンのレースを公認の宮廷服に指定し、フランスモードを全欧州の覇権へと押し上げた。政治の主舞台であったヴェルサイユ宮殿では、どのような衣装を身に纏うかがそのまま廷臣たちの宮廷内序列を決定づけた。

時代が下り、マリー・アントワネットが君臨したロココ最盛期に至ると、男性服もまた女性服の豪奢さに呼応するように繊細な美を極めていく。花鳥風月を思わせる植物文様の細密な刺繍、パステルカラーのブロケード。しかし、過剰な装飾への執着は民衆の飢餓感と鋭く対立し、やがてフランス革命という歴史の断頭台へと直結していくこととなる。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。