「Dna」と「遺伝子」は何が違う?知っておくべき決定的な差と、医療の未来を変える最新ゲノム科学

「Dna」と「遺伝子」は何が違う?知っておくべき決定的な差と、医療の未来を変える最新ゲノム科学についての疑問解決ガイドをお届けします。

自宅で唾液を送るだけで手軽に受けられる「DTC(消費者向け)遺伝子検査」の普及も、この混同に拍車をかけている。ネット広告では「DNAを調べて自分の才能を知る」といったキャッチコピーが躍るが、ここに落とし穴がある。

検査キットが実際に解析しているのは、DNA全体の中の特定の「一塩基多型(SNP)」と呼ばれる目印だ。これは厳密には単一の遺伝子の機能を決定するものではなく、統計的な「傾向」を示すに過ぎない。「DNA検査でがんのリスクが分かった」としても、それが即座に「がん遺伝子を持っている」という意味ではないのだ。この違いを混同すると、過度な不安に陥ったり、逆に根拠のない安心感を得て健康管理を怠ったりすることになりかねない。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

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