ハイキュー漫画名シーン徹底解剖!涙と鳥肌の神場面と収録巻まとめ
単行本33巻から37巻にかけて描かれた、烏野高校vs音駒高校の公式戦。かつての監督同士の約束から始まり、幾重にも重なる練習試合を経てついに全国の舞台(春高バレー3回戦)で実現したこの戦いは、勝負の概念を超越した空間を生み出しました。
研磨の「たーのしー」が引き出した極上のラリー
音駒の頭脳・孤爪研磨は、幼少期からゲームを愛し、疲れることや熱血を嫌う合理主義者でした。そんな研磨が、日向という太陽のような存在に追い詰められ、計算を狂わされ、泥だらけになりながらボールを追いかけます。
第37巻・第324話「祭りの終わり」。汗で滑ったボールが研磨の手からこぼれ落ち、試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、研磨の口からこぼれた言葉は「たーのしー」でした。勝利への執着ではなく、ただ目の前のボールを落とさないことの純粋な面白さ。スポーツの原点に立ち返るこのセリフに、幼馴染の黒尾鉄朗をはじめ、すべての読者が胸を打たれました。
「もう一回」がない試合の切なさ
練習試合であれば「もう1セット!」と頼み込める関係。しかし春高の舞台では、どちらかが必ず敗者となり、3年生は引退を迎えます。試合後、両校の選手がネットを挟んで交わした握手と、猫又監督と烏養元監督の時空を超えたエア握手は、ライバル関係がもたらす人間的成長の極致を描き出しました。