明和の大津波85Mの真相と石垣島壊滅の謎|最新研究が解き明かす教訓
明和の大津波による被害状況は、離島特有の過酷な地理条件も相まって凄惨を極めました。当時の記録によれば、八重山列島全体で約9,400人、宮古列島で約2,500人、合計で1万2,000人以上の死者数が発生したと伝えられています。
特に石垣島南部から東部にかけての被害は致命的でした。島内の多くの集落が跡形もなく流失し、地域によっては住民の8割から9割が命を落とす事態となりました。津波は耕作地を海水で埋め尽くし、飲料水の井戸を塩水で汚染したため、生き残った人々もその後の深刻な飢饉やマラリアなどの疫病に苦しめられ、地域の人口回復には100年以上の歳月を要しました。