金曜ロード『千と千尋の神隠し』ノーカット!幻のラストと噂の真相
今回の「金曜ロードショー 放送日程」に合わせて鑑賞を予定している視聴者が最も留意すべきは、「国内の大手サブスクリプションにおいて、千と千尋の神隠しの見逃し配信は一切行われない」という点です。
現在、NetflixやAmazon Prime Video、U-NEXTといった国内の主要動画配信サービスでジブリ作品が検索にヒットすることはありません。海外市場においてはNetflixやHBO Max等で配信契約が締結されているにもかかわらず、なぜ日本国内市場のみが完全に除外されているのでしょうか。そこには、映画ビジネスと地上波テレビ局の複雑な利害関係が存在します。
スタジオジブリの筆頭株主であり、長年にわたり蜜月関係を築いてきた日本テレビは、ジブリ作品の国内における独占的地上波放映権を強固に保持しています。定額制配信サービスにコンテンツを開放してしまうと、金曜ロードショーのキラーコンテンツとしての価値が毀損され、高額なテレビスポット広告収入が減少する恐れがあります。加えて、ウォルト・ディズニー・ジャパンが展開するDVD・Blu-rayディスク等のセル・レンタル市場(TSUTAYA DISCAS等の宅配レンタルを含む)の権益を守るため、日本国内でのデジタル配信は意図的に封鎖されているのが実情です。
TVerなどによる民放見逃し配信サービスでも、権利処理の厳格さからジブリ作品がラインナップされることはありません。したがって、高画質な本編をカットなしで鑑賞する機会として、放送枠を大幅に拡大して提供される地上波ノーカット放送は、極めて大きな視聴価値を有しています。