鹿の足跡を見分ける決定打!イノシシやカモシカとの違いと獣害対策
ネット上の情報やSNSの投稿で散見される誤解として、「木の幹に擦り傷があるからオス鹿の角研ぎ跡だ」という短絡的な判断があります。確かに繁殖期の秋(9月〜11月)にはオス鹿が低木に角を擦り付けますが、春先から初夏にかけてはイノシシの泥浴び(ヌタ打ち)後の泥擦り付け痕や、ツキノワグマの爪痕・背中擦り付け痕と非常に酷似します。
痕跡の高さが地上50cm〜80cm程度で泥が付着しているならイノシシの「ヌタ木」、地上1m以上の高さで繊維がささくれるように削られていれば鹿の「角研ぎ」です。誤った判断で対策を進めると、後述する防護策のミスマッチを引き起こします。