高級フレンチでボナペティはNg?意味と恥をかかない返し方の真相

高級フレンチでボナペティはNg?意味と恥をかかない返し方の真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

ネット上の質問コミュニティ(Yahoo!知恵袋など)やSNS上では、「パリの三つ星レストランで緊張してボナペティと言ってしまい恥ずかしかった」「ウェイターにボナペティと返したらクスッと笑われた」といった日本人旅行者の失敗談が定期的に投稿されています。

パリ現地のグランメゾンに勤務する日本人メートル・ドテル(給仕長)の手記や現場取材の証言によると、現場の実態はより柔軟です。

「海外からの旅行者に対して、現代のグランメゾンが目くじらを立ててマナー違反を咎めることはありません。スタッフ側から緊張をほぐすために『Bon appétit』と声をかける場面すらあります。しかし、スタッフに対して『あなたも』と返答されたり、格式あるフランス人顧客が同席している場で大声で言い合ったりすると、教養の有無として静かに観察されているのもまた紛れもない事実です」

つまり、店側から追い出されるような重大違反ではないものの、「知っている人は言わない」という暗黙の社会的コードとして機能しているのが現場のリアルです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。