パブ屋とはどんな店?スナックやキャバクラとの違いと料金相場
街で見かける様々な飲み屋業態の中で、パブ屋はどのような立ち位置にあるのでしょうか。消費者が最も混同しやすいパブとスナックの違いや、パブ屋とキャバクラの違いを浮き彫りにするのが、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)上の区分と接客スタイルです。
飲食店の営業許可には、大別して「飲食店営業許可(深夜酒類提供飲食店営業)」と「風俗営業1号許可(接待飲食等営業)」の2つの壁が存在します。警察庁の解釈基準において「接待」とは、特定少数の客に侍して継続的な歓談の相手をすることや、客の手を取ってチークダンスを踊ること、客と一緒にカラオケをデュエットすることなどを指します。女性が客の隣に腰掛けてお酒を作りながらマンツーマンで会話を続ける行為は明白な「接待」に該当し、風俗営業1号許可がなければ無許可営業として摘発の対象となります。
スナックやオーセンティックバーは、原則としてカウンター越しに対面で接客を行うため、通常の飲食店営業許可(深夜営業届出を含む)で運営されます。これに対してキャバクラやパブクラブは風俗営業1号を取得してフロア内で横座りの接客を行います。店舗形態ごとの明確な境界線を以下の比較表にまとめました。
ブリティッシュパブと居酒屋の違いについても触れておく必要があります。一般的な大衆居酒屋がお通し代(テーブルチャージ)を取り、席に着いてから注文を取りまとめるのに対し、正統派パブはチャージが発生せず、カウンターでドリンクを受け取る都度支払うシステムです。一杯だけ飲んで15分で立ち去るような自由度の高さが英国風パブの最大の特色であり、女性によるおもてなしを売りにするいわゆる「夜のパブ屋」とは根底から思想が異なります。