クレパスとクレヨンの違いとは?原料と年齢で選ぶ失敗しない決定版

クレパスとクレヨンの違いとは?原料と年齢で選ぶ失敗しない決定版について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。

クレヨンとクレパスの最大の違いは、原料に含まれる「オイル(液体油)」と「ワックス(固形ロウ)」の配合バランスにあります。この成分比の違いが、描画時の硬さや発色、そして適正な対象年齢を大きく左右しています。

クレヨンは主原料に顔料と固形ワックスを使用しており、オイル成分がごく微量、あるいは含まれていません。そのため芯が非常に硬く、筆圧のコントロールが未熟な幼児が力任せに握りしめても「折れにくく、手が汚れにくい」という物理的特性を持ちます。一方で、硬質ゆえに広い面を塗りつぶしたり、異なる色同士を混ぜ合わせたりする表現には不向きです。

対してクレパスは、顔料とワックスに加えて多量の液体油と体質顔料を練り込んで作られています。油分が豊富なため質感は非常に柔らかく、軽い筆圧でも鮮やかな発色が得られます。紙の上で色を塗り広げる「面塗り」や、色を重ねて新しい色を作る「混色・重色」、油分を削り取る「スクラッチ技法」など、多彩な表現技法に対応できるのが特徴です。

これらを踏まえると、対象年齢の目安は明確に分かれます。握力が弱く殴り書き(スクリブル)を中心に行う1歳〜2歳児にはクレヨンが適しており、手首のスナップや指先の力加減が発達し、絵画表現の幅が広がる3歳児(年少)以降にはクレパスが真価を発揮します。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。